本記事について
このような方におすすめ
- トピッククラスターモデルについて知りたい
- ミドルキーワードで上位表示を狙いたい
- 最新のSEOについて学びたい
記事を読む価値
トピッククラスターモデルについての知識と具体的な施策方法をわかりやすく解説いたします。
この記事を読み進めることで、誰でもトピッククラスターモデルについての知識を理解できるようになります。
本記事の信頼性
当記事は、大阪のホームページ制作会社パープルグラフィックスが作成しています。
弊社は2010年9月に設立して以来、10年以上もこの業界で数多くのホームページ制作とSEO対策をしてまいりました。
そんなホームページ制作会社の担当者自らが、トピッククラスターモデルの基礎から具体的な施策方法を、初心者の方にもわかりやすくご説明いたします。
トピッククラスターモデルとは
トピッククラスターモデルとは、トピック、つまり記事やコンテンツを、類似したテーマ同士のグループとして作成し、その核となるメインページ(ピラーページ)は勿論、グループ全体のコンテンツ(クラスターコンテンツ)のSEO効果をも高める施策のことをいいます。
先述したその核となるページのことをピラーページと呼び、そのピラーページを中心として、そこから派生する共通のトピックを持つ複数のコンテンツのことをクラスターコンテンツといいます。
これらのページを内部リンクによって戦略的に繋げていき、トピッククラスターモデルを構成していきます。
それではここで登場したそれぞれの用語について解説いたします。
- ピラーページ
- クラスターコンテンツ
- 内部リンク
ピラーページ
ピラーページとは、トピッククラスター(コンテンツグループ)内の核となるページのことで、グループ内に存在する複数のトピックのまとめページのことを指します。
例)中華料理の記事を例に取ると、「炒飯について」や「餃子について」といった具体的な詳細記事に対して、親ページとなる「中華料理について」という大括りのページが、ピラーページにあたります。
クラスターコンテンツ
クラスターコンテンツ(クラスターページ)とは、ピラーページから派生する複数のテーマによる個別記事のことを指します。
例)中華料理の記事を例に取ると、「中華料理について」というメインページに紐づく、「炒飯について」や「餃子について」、「麻婆豆腐について」といった、より掘り下げられた詳細ページが、クラスターコンテンツにあたります。
内部リンク
ピラーコンテンツとクラスターコンテンツを、内部リンクによって戦略的に繋げてグループ化させることで、トピッククラスターモデルが完成します。
具体的な内部リンクの貼り方については、この後詳しくご説明します。
トピッククラスターモデルで得られるSEO効果
- ビッグやミドルキーワードでの上位表示が狙いやすい
- それぞれのクラスターコンテンツの順位も上がりやすい
- ロングテールキーワードも狙える
ミドルキーワードでの上位表示が狙いやすい
詳しくは後述しますが、ピラーページにはミドルのキーワードを設定し、クラスターコンテンツにはもっとニッチなロングテールキーワード(※)を設定することになります。
※ロングテールキーワード…複数の単語で形成されたキーワード。一般的なキーワードよりも検索数が少ない代わりに、その分比較的上位表示が狙いやすくいのが特徴。さらに複合キーワードのためユーザーの検索意図がより具体的なためアプローチがしやすい面もある。
複数のコラスターコンテンツを抱えて、ピラーページがそれぞれのクラスターコンテンツから被リンクを得ることで、ピラーページのSEO評価が高まります。
すると、本来であれば難しいはずのミドルキーワードであっても、上位表示を狙いやすくなるというわけです。
それぞれのクラスターコンテンツの順位も上がりやすい
順位が上がりやすくなるのは、ピラーページだけに留まりません。
関連したテーマ同士で張り巡らされた内部リンクや、被リンクを受けて評価の挙がったピラーページから逆にリンクを受けることで、結果的にクラスターコンテンツ自体の評価も上がることになります。
ロングテールキーワードも狙える
クラスターコンテンツ自体がロングテールキーワードを狙ったコンテンツとなるため、それぞれのクラスターコンテンツページが単体で上位表示を狙えます。
トピッククラスターモデルの作成方法
具体的なトピッククラスターモデルの作り方は以下の通りです。
- トピックを選定する
- ピラーページのキーワードを選定する
- クラスターコンテンツを用意する
- 内部リンクを戦略的に貼る
1. トピックを選定する
まずはざっくりとしたトピックから考えます。
ピラーページの対策キーワードほど、がっちり固める必要はありません。
例
・中華料理の作り方
・風水と観葉植物
・社会人の書道
2. ピラーページのキーワードを選定する
トピックが決まったら、今度はユーザーがどんなキーワードで検索するかを考えて、対策キーワードを決めます。
この時、同じ意味の単語でも「作り方→レシピ」のように、実際に検索されるキーワードの言い回しに気を配って、キーワードを決める必要があります。
例
・中華料理 レシピ
・観葉植物 風水
・書道教室 大人
3. クラスターコンテンツを用意する
クラスターコンテンツは、ピラーページに関連するサブページ群ですが、ピラーページよりも、さらにニッチなテーマでコンテンツを構成する必要があります。
ここで注意することは、カニバリゼーションを避ける(似たような重複するコンテンツを作成してしまわない)ことです。
例「中華料理 レシピ」の場合
・冷蔵庫の残り物で作る炒飯のレシピ
・春野菜を使った中華料理
・簡単ごま団子のレシピ
4. 内部リンクを戦略的に貼る
ピラーページとクラスターコンテンツを用意したら、これらを内部リンクで繋げる必要があります。
具体的なリンクの貼り方については、次項でご紹介いたします。
トピッククラスターモデルを行う上でのポイント
トピッククラスターモデルを作る上での注意点やリンクの貼り方を以下に挙げてみました。
- クラスターコンテンツからピラーページへ必ずリンクを貼る
- ピラーページへの発リンクは、なるべくページの上部に設置する
- リンクはテキストリンクにして、対策キーワードを含める
- 必要が生じたらクラスターコンテンツ同士でもリンクを貼る
- クラスターコンテンツ同士リンクは、ピラーページへのリンクの位置よりも下部に設置する
- クラスターコンテンツ同士のカニバリゼーション(重複コンテンツ)を避ける
1. クラスターコンテンツからピラーページへ必ずリンクを貼る
ただ、クラスターコンテンツを作っただけでは、ピラーページにパワーが集まりません。
ピラーページをSEO対策するためのクラスターコンテンツですので、必ずピラーページへリンクを流してください。
2. ピラーページへの発リンクは、なるべくページの上部に設置する
クラスターコンテンツから、ピラーページへリンクを貼る際は、できるだけページの上部にてリンクを設置しましょう。
発リンクは、ページの上部に設置したリンクほど効果が高いといわれているためです。
3. リンクはテキストリンクにして、対策キーワードを含める
リンクは、対策キーワードを入れるためにも、画像のリンクではなくテキストリンクにしましょう。
さらに、そのテキストリンクに対策キーワードを入れることで、効果が高まります。
4. 必要が生じたらクラスターコンテンツ同士でもリンクを貼る
クラスターページ同士のリンクは必須ではありませんが、そこにちゃんとした意味があったりユーザビリティ的にもプラスになるのであれば、クラスターコンテンツ同士でリンクで繋ぐことも有効です。
5. クラスターコンテンツ間のリンクは、ピラーページへのリンクの位置よりも下部に設置する
先程、「クラスターコンテンツからピラーページへのリンクはページの上部で」とお伝えしましたが、こちらを優先させる意味で、クラスターコンテンツ間のリンクは、ピラーページへの発リンクの位置よりも下部に設置してください。
6. クラスターコンテンツ同士のカニバリゼーション(重複コンテンツ)を避ける
クラスターコンテンツを生成する上で最も気をつけるべき点が「カニバリズム(重複コンテンツ)」です。
どうしても、ピラーページのキーワードに関連するコンテンツを作っていくと、内容が重複してしまいがちですので、気をつけてコンテンツを作るようにしましょう。
ポイントは以上になります。
最も大切なものはコンテンツの質そのものですが、できるだけこれらのポイントを抑えていただくことで、より高いSEO効果を望めると考えられています。
トピッククラスターモデルに関するよくある質問
一番は、核となるピラーページの上位表示が狙いやすくなる点です。 その次に、元々ピラーページを上げるために用意したクラスターコンテンツ自体も、順位があがりやすくなる点にあります。
ピラーページは、いわゆる「まとめページ」的な役割となりますが、クラスターコンテンツは「詳細ページ」となりますので、ピラーページから派生する、より細かなページを作成することになります。 具体的には、ピラーページが「英会話教室」をテーマにしたページであった場合、「英会話教室のランキング」や「英会話教室の料金」など、より詳細なテーマで記事を作ると良いでしょう。
まとめ
今回は、トピッククラスターモデルの作り方をご紹介いたしました。
先述したとおり、大切なのはコンテンツの質そのものになりますが、しっかりとユーザーのニーズに伴ってトピックを選定し、上手に内部リンクを貼ることで、SEO的にもユーザビリティ的にも上質なコンテンツを作成できるようになるのではと思います。
大阪のパープルグラフィックスは、ホームページ制作からSEO対策までを一貫して請け負っています。
自社サイトの順位を上げたい方や、これからホームページを立ち上げたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。