本記事について
このような方におすすめ
- E-E-A-Tについての知識を得たい
- YMYLとの関係性を知りたい
- 最新のSEOについて学びたい
記事を読む価値
E-E-A-Tについての基礎知識と具体的な施策方法をわかりやすく解説いたします。
この記事を読み進めることで、誰でもE-E-A-Tについての基礎知識を理解できるようになります。
本記事の信頼性
当記事は、大阪のホームページ制作会社パープルグラフィックスが作成しています。
弊社は2010年9月に設立して以来、10年以上もこの業界で数多くのホームページ制作とSEO対策をしてまいりました。
そんなホームページ制作会社の担当者自らが、SEO対策におけるE-E-A-Tについての知識を、初心者の方にもわかりやすくご説明いたします。
E-E-A-Tとは
E-E-A-Tは、ホームページのコンテンツの品質を測るGoogleの検索アルゴリズムの評価基準のことで、今最も注目されているSEOの考え方の一つです。
E-E-A-Tの意味は、Experience(経験・体験)、Expertise(専門性)、Authority(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもので、それぞれ4つの品質基準を、どの程度クリアしているかによって、そのコンテンツを評価します。
ちなみに、当初は4つではなく3つの基準の「E-A-T」と呼ばれていましたが、2022年12月16日にExperience(経験・体験)が追加されて、E-E-A-Tとなりました。
経験・体験(Experience)
ホームページ内の記事が、そもそも実体験によるものなのか、実際にその場所へ訪れたり、実際にそれを使ったことがあるのか、といった経験に基づく情報かどうかの信憑性を評価する要素となります。
専門性(Expertise)
ホームページの内容が、特定の分野で専門的であるかどうかを評価します。
コンテンツを書く際に、信頼できる情報源からの引用や、自分自身がその分野で専門的な知識を持っていることも大切ですが、そのホームページが一つのテーマで構成されていて、専門性を持ったサイトであることが重要となります。
権威性(Authority)
その分野での権威性が高いかどうかを評価します。
これは、その分野での実績や、他の信頼できるサイトからのリンク、社会的立場など、様々な要素が考慮されます。
信頼性(Trustworthiness)
ホームページが信頼できるかどうか、不正確な情報を提供していないかどうかを評価します。
この要素は、ユーザーのプライバシーを尊重し、ホームページ内の情報が信頼できる情報源であるかどうかを示す根拠や裏付けが重要な要素となります。
E-E-A-Tが重要な理由
E-E-A-Tが重要な理由を一言でいうと、E-E-A-Tをクリアすることで、Googleからの評価が上がり、検索エンジンでの上位表示を期待できるからです。
Googleは、検索結果において高品質で正確なコンテンツを提供することを目指しています。
その情報の品質を評価する基準としてE-E-A-Tを設けました。
E-E-A-Tをクリアしているホームページが、検索結果で上位表示されて、そうでないホームページの順位が相対的に下がるのであれば、ホームページ運営者としてはE-E-A-TをクリアするようにSEO対策するしかないというわけです。
E-E-A-TとYMYLとの関係性について
E-E-A-Tが重要と言われていますが、特に要求されている領域がYMYL(Your Money or Your Life)です。
YMYLとは、お金や人々の健康等にまつわる分野に関するコンテンツのことを指します。
インターネット上には、残念ながら根拠のない誤った情報が溢れかえっています。
YMYL領域である、医療や法律、お金に関する情報は、誤った情報が発信されることで、人々の生命を危険にさらしてしまう恐れがあります。
そこでGoogleは、YMYLに関するホームページについては、その他のジャンルに比べてより高い正確性を求めて、非常に厳しい評価基準を設けました。
ホームページ運営者にとっては大変な重荷かもしれませんが、ユーザーファーストの観点で見ると、必然的にE-E-A-Tを重視したコンテンツ作成が求められます。
E-E-A-Tを意識するということは、YMYLを扱う情報提供者は、「経験や体験に基づく情報を発信すること」「専門的な知識を有すること」「信頼性が高く、権威的な情報を提供していること」が必要とされるということです。
ハードルが厳しくなった一方で、品質の高いYMYL領域のコンテンツは、検索結果において上位表示が期待できるという側面も持ち合わせますので、しっかりと理解して正しく対策するようにしましょう。
E-E-A-Tを高める5つの方法
E-E-A-Tを高めるための具体的な手段として、以下の5つの方法があります。
1. 経験を高める
ただの客観的な情報ではなく、情報に経験談を入れるなりして情報の信憑性やオリジナル性を加えることが重要です。
例えば、「実際に商品を一ヶ月間使ってみた個人的感想」などの記事は、情報にリアリティがあり、且つ自分にしか書けないオリジナリティがあるため、経験を高める評価に繋がります。
- 実体験や経験に基づいた情報を書く
- オリジナル要素を加える
2. 専門性を高める
専門性を高めるためには、その分野に関する資格を所有する、もしくは資格所有者の協力を仰いで執筆してもらう等して、正確な情報を提供することが重要です。
ホームページ自体も、様々なジャンルに手を広げるのではなく、一つのジャンルに特化することも、専門性を高める要因となります。
- 資格所有者や専門家が自ら執筆する
- 一つのジャンルに特化したホームページにする
3. 権威性を高める
権威性を高めるためには、その記事内に執筆者や監修者をしっかり明記することが大切です。
さらにその人が有名人や影響力のある人であればさらに効果は高まります。
他にも、自身のコンテンツが他のサイトで引用されたり言及されること(=サイテーション)も、権威性が高いと判断されます。
- 記事の執筆者を明記する
- 他のホームページから被リンクを受ける
- サイテーション(※)を獲得する
※サイテーション…被リンクの有無に関わらず、自サイトのコンテンツを他所で引用されたり言及されること
4. 信頼性を高める
信頼性を高めるためには、情報元についてしっかり開示することが必要です。
ホームページをSSL化したり、プライバシーポリシーやサイトポリシー、運営者情報を記載するなど、セキュリティに配慮したホームページを構築したり、公的な情報など、確固たる信頼のおける情報を引用することもプラスに働きます。
また、whois情報(※)を代行を使わず自らの情報で公開したり、オールドドメイン(※)であることや社歴が長いことも信頼性に繋がる要素となります。
※whois(フーイズ)情報…ドメイン名の登録者などに関する情報のこと
※オールドドメイン…取得して一定以上経過したドメインのこと
- 運営者情報などの情報を開示する
- 信頼のおける情報を引用する
- whois情報の代行はしない
5. 構造化マークアップをする
構造化マークアップとは、ホームページ上の情報をGoogleにわかりやすく認識されるような作りで構築することをいいます。
例えば、ある知らない名称があったとして、それが個人名なのか地名なのか、わからないですよね?
極端な例ですが、信頼性を高めるために執筆者の名前を開示したとしても、Googleがそれをそもそも名前と認識してくれなければ意味がありません。
1〜4までのE-E-A-Tの施策を行ったら、それをGoogleにわかりやすくするための施策として、構造化マークアップも行うと、さらに効果が高まることが期待できます。
まとめ
今回は、SEO対策におけるE-E-A-Tについてご紹介いたしました。
E-E-A-Tは、YMYL領域の方はもちろん、今やSEO対策で上位表示を狙う上で避けては通れない時代になりました。すべて完璧にクリアすることはなかなか難しいかもしれませんが、可能な限りクリアしていくようにしましょう。
大阪のパープルグラフィックスは、このE-E-A-Tを理解した上で、ホームページ制作からSEO対策までを一貫して請け負っています。
自社サイトの順位を上げたい方や、これからホームページを立ち上げたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。